無痛分娩とアロマセラピー

アロマセラピーとは、治癒を求め、心と体のリラクゼーションを助長する目的で、花から抽出したエッセンシャルオイル(精油)を使用することである。 これは、からだが本来持っている自然治癒力を高めるための、自然療法の一つである。 アロマテラピーが分娩に用いられるようになったのは最近のことであるが、麻酔薬による無痛分娩の代替医療として、妊婦に人気があるようである。 陣痛時や分娩時の状況に応じて、アロマセラピーを取り入れる産婦人科や病院が増えている。 アロマセラピーは主に、オイルをマッサージしながら皮膚に塗る方法と、エッセンシャルオイルの香りを吸い込む方法の2つがある。 一部のエッセンシャルオイルはリラクゼーション効果を高め、無痛分娩とまでいかなくても、痛みを緩和する効果があると考えられている。 気持ちを静め、心地良い気分にさせてくれる特性が、無痛分娩とは異なったポジティブな感情を引き起こしリラックスできるのだろう。 麻酔薬を用いた無痛分娩のような直接的な鎮痛効果がなかったとしても、アロマセラピーは不安を鎮め、陣痛をうまく乗り切るのに役立つ。 分娩時によく使用されるエッセンシャルオイルの種類と効果を以下に挙げてみる。
●ラベンダー…不安を鎮め、リラクゼーション効果あり。
●フランキンセンス…心を落ち着かせ、深い呼吸を促す。
●ベルガモット…不安を軽減させる効果を持つ。
●ペパーミント…吐き気が抑制できる。
●ローマンカモミール…気持ちを静め、眠りを促進する。
オイルの種類によっては血圧を下げる作用があるので、分娩時にアロマセラピーを使用したい場合は、医者とよく相談する必要がある。

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無痛分娩と鍼治療の関係について

「産婦人科+鍼灸治療」というと、逆子治療や不妊症、生理痛の治療などがよく知られている。 鍼や灸で本当に治るのか、疑問を持つ人も多いと思うが、特に逆子治療などは短期間で効果が表れ、実際に施術を受けた妊婦は驚いている。 また逆子などの問題がない場合でも、安産に向けて子宮を柔らかくするために、妊娠期間中から鍼灸療法を取り入れる産婦人科や病院もあるという。 鎮痛法としての鍼療法は、主に慢性的な痛みの緩和を求める人達に多く用いられていて、分娩時の痛みの緩和(無痛分娩)を目的として使用される例はまだ一般的ではないようだ。 しかし、妊娠以前に他の症状で鍼治療を受けた女性や、副作用の少ない無痛分娩法を望む女性からは支持されている方法でもある。 鍼療法は中国で古くから治療に用いられた手法で、熟練した鍼師が細くて長い「鍼」を身体のいろんな部位の皮膚に刺す。 「鍼」がどう効くのかは、まだはっきりとわかっていないが、一説では、「鍼」の刺激によって、痛みを緩和する働きのあるエンドルフィンという化学物質が筋肉や脳に分泌されると言われている。 こうした内因性の鎮痛物質であるエンドルフィンの分泌によって、陣痛の痛みもコントロールできるのではないかとされているようだ。 陣痛が始まったら、なるべく早い時期から鍼療法を始めると効果的であるとされている。 陣痛時に鍼を刺すポイントは、腕や脚、耳、手、足首、腰などにある。 鍼を刺す時には、ほとんど痛みを感じないようである。 通常、鍼は15分〜40分ほど刺したままにしておく。 無痛分娩ほど十分な鎮痛効果は期待できないにしても、鍼を打つとリラックスできたとか、エネルギーが湧いた、という人もいるくらいだ。

無痛分娩と水中出産について

妊婦がよく耳にする出産方法の中に「水中出産」がある。 この方法は、麻酔を使わずに陣痛の痛みをやわらげる目的の、いわゆる代替医療による無痛分娩の一つである。 日本でも、水中出産を希望し、無事に出産をした人は多くいるが、賛否両論あるようである。 水中出産とは、陣痛がピークになってから人の体温程度(35度〜38度)の温水をはった出産用のプールに入り、その中で出産する方法である。 自宅で出産する場合は浴槽を使うこともあるようである。 水中出産とは言っても、「医療的な無痛分娩を行いたくない」「自主性を生かして自然な出産を行ないたい」というアクティブバースの一つであるので、ずっとプールに入っているという決まりはなく、最終的には自分が快く産むことができる場所や姿勢で出産する。 水中出産で水の中で赤ちゃんを産むと、赤ちゃんがおぼれてしまうのでは、と心配される人もいるだろう。 しかし、赤ちゃんはお腹の中にいるときと同じように、胎盤を通じて空気を取り入れているので、息ができなくなっておぼれることはない。 水中出産のメリットとして挙げられるのは、体温程度の温水に入るとリラックスできること、そして陣痛の痛みをやわらげ、スムーズに出産ができることであると言われている。 さらに水中出産の場合、パートナーも一緒にプールに入り、分娩のサポートを行なう方法をとっている産婦人科や病院もあり、夫婦が一緒になって赤ちゃんの新しい命の誕生を祝うことができる。 水中出産のデメリットとしては、陣痛の初期の段階からプールに入ると、母体の疲労のために陣痛が弱くなってしまうこともある。 また、水中でのお産は出血量が増加すると言われる。 さらに水中出産の場合、きちんと管理された出産専用のプールを使わずに行なったために、母子感染が問題になったこともある。 このように水中分娩ではリスクも少なからず伴うので、医師や助産師の説明を十分に納得・理解した上で行なってほしい。

無痛分娩とソフロロジーについて

お腹の中で赤ちゃんを育てている妊婦は、一度は「ソフロロジー」という言葉を聞いたことがあると思う。 分娩法の一つで、赤ちゃんかピンク色の肌をして生まれてくるとか…という話を何となく聞いていないか? ソフロロジー法は、麻酔薬を使わない無痛分娩、つまり代替医療法の一つである。 ソフロロジー法では、心と体を訓練することで精神や身体の安定を得るという、東洋的な禅やヨガの様式を取り入れて訓練するものだ。 ソフロロジーの目的は、妊娠中から母性をはぐくみ、出産・育児へ繋げるため、すべてをあるがままに前向きに受け入れることである。 「出産は、母親と赤ちゃんの初めての共同作業」「陣痛は、赤ちゃんを生み出すための大切なエネルギー」と、出産に対して前向きに捉えられるように訓練していく。 ソフロロジーの具体的方法は、基本である「あぐら」の姿勢をとり、リラックス音楽を聴きながら、呼吸法の練習をしたり、出産の様子をイメージトレーニングする。 そのソフフロジーの積み重ねにより、やがて陣痛への不安が、自分に受け入れられる前向きな考えに変わっていく。 ソフフロジーにより、いざ分娩が始まっても、ゆったりとした呼吸で心身ともにリラックスをはかり、赤ちゃんが自然に出てくる力を生かせるようにする。 そのため、ストレスのかからないピンク色の肌をした赤ちゃんが生まれてくる、と言われているのである。 産婦人科や病院によっては、このソフフロジーのような麻酔を使わない無痛分娩法を、和痛分娩と呼び分けているところもあるようだ。

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無痛分娩とラマーズ法

ラマーズ法とは、とても知名度の高い出産法であり、ラマーズ法は自然で非医療的な無痛分娩の方法の一つである、という捉え方もできる。 ラマーズ法とは、いわば精神予防性の無痛分娩である。 現在のラマーズ法の基本的な考え方は、分娩は正常かつ自然で健康的なものであり、陣痛は分娩を促進するために必要でなものである、というものである。 特に米国でのラマーズクラスでは「陣痛は自然に始まるもの」「分娩中は自由に動き回って構わない」「継続的な分娩サポートが必要である」「慣例的な医療介入は行なわない」「出産時には自由な姿勢をとる」「出産後は母子同室で、授乳の制限をしない」という方針を採用しているという。 ラマーズ法では、産婦の主体性の重要性を強調しており、陣痛が強くなっても快適でいられるように、いろいろな方法を活用することを奨励している。 また、パートナーが重要な役割を果たす。 ラマーズ法の一番の特徴とも言えるのは呼吸法である。 分娩の経過や陣痛の強さに合わせて呼吸をすることで、陣痛の痛みを乗り越えるのだ。 良い呼吸法が行なわれると、産婦自身がリラックスできるだけでなく、赤ちゃんにも十分な酸素が取り入れられる。 また、鎮痛薬などの薬剤を使わずに分娩を行なうので、母体や赤ちゃんへの薬の影響を心配しなくてよいのもメリットである。

無痛分娩における補完代替療法とは?

近年、医療のあらゆる分野において、従来の医療処置に代わるいろいろな手法が盛んになってきている。 無痛分娩のような出産における陣痛をやわらげる目的でも、例えば水中出産やアロマテラピーなど、いろいろな手法が普及してきた。 このような手法が従来の医療処置と合わせられたり、代わって用いられることを、補完代替医療と呼ぶ。 硬膜外麻酔による無痛分娩を望んでいる産婦でも、出産時に使える補完代替療法を知っておくと、安心して出産に臨めると思われる。 補完代替療法は、分娩が始まってから医学的な鎮痛処置を受けるまでのあいだ、陣痛に対処するための有効な手段となる。 この補完代替療法だけで最後まで陣痛を乗り越え、無痛分娩の処置をせずに終わってしまうことも可能である。 しかし一般的には、補完代替療法は分娩の痛みを著しく軽減したり、取り除くものではなく、鎮痛効果を唱っているわけでもない。 痛みのない分娩を行なうためではなく、出産時の痛みに対処するための手段なのである。 陣痛をコントロールするのに用いられる補完代替療法の中には、鎮痛処置というよりも出産哲学といったほうがよいものもある。 例えば、陣痛を、肉体的にも精心的にも乗り越えるという経験に価値があると考える産婦は、たとえ補完代替療法だけでは陣痛の軽減が期待できなくても、鎮痛薬を使わないことに固執するだろう。 痛みのコントロールという点で、それぞれの補完代替療法の有効性は、産婦の痛みの感じ方、陣痛の強さ、準備や練習の程度などのいろいろな要因によって異なってくる。

無痛分娩における補完代替療法とは?

近年、医療のあらゆる分野において、従来の医療処置に代わるいろいろな手法が盛んになってきている。 無痛分娩のような出産における陣痛をやわらげる目的でも、例えば水中出産やアロマテラピーなど、いろいろな手法が普及してきた。 このような手法が従来の医療処置と合わせられたり、代わって用いられることを、補完代替医療と呼ぶ。 硬膜外麻酔による無痛分娩を望んでいる産婦でも、出産時に使える補完代替療法を知っておくと、安心して出産に臨めると思われる。 補完代替療法は、分娩が始まってから医学的な鎮痛処置を受けるまでのあいだ、陣痛に対処するための有効な手段となる。 この補完代替療法だけで最後まで陣痛を乗り越え、無痛分娩の処置をせずに終わってしまうことも可能である。 しかし一般的には、補完代替療法は分娩の痛みを著しく軽減したり、取り除くものではなく、鎮痛効果を唱っているわけでもない。 痛みのない分娩を行なうためではなく、出産時の痛みに対処するための手段なのである。 陣痛をコントロールするのに用いられる補完代替療法の中には、鎮痛処置というよりも出産哲学といったほうがよいものもある。 例えば、陣痛を、肉体的にも精心的にも乗り越えるという経験に価値があると考える産婦は、たとえ補完代替療法だけでは陣痛の軽減が期待できなくても、鎮痛薬を使わないことに固執するだろう。 痛みのコントロールという点で、それぞれの補完代替療法の有効性は、産婦の痛みの感じ方、陣痛の強さ、準備や練習の程度などのいろいろな要因によって異なってくる。

アメリカの産婦について

アメリカでは、無痛分娩が非常に普及しており、6割以上の赤ちゃんが無痛分娩によって生まれてくる。 産婦がわざわざリクエストしない限り、当たり前のように無痛分娩のための局所麻酔が行なわれる。 そのため、ほとんどの産婦が医学的な無痛分娩を受けるために「産婦人科や病院」で出産をする。 「産婦人科や病院」では、緊急事態が起きた場合にすぐ対応できる設備やスタッフが揃っていること、ハイリスク産婦の分娩に対応できること、などのメリットがある。 「産婦人科や病院」で出産するデメリットとしては、出産時の立会いに制約があること、点滴やモニターリングが行なわれるため、分娩中の歩行などが制限されること、などがある。 またアメリカでも産婦人科や病院以外で赤ちゃんが産める場所として「助産院」がある。 「助産院」では家庭的な雰囲気で、家族に囲まれて出産ができること、薬剤に頼らず自然な分娩を行なえることなどのメリットがある。 しかし、麻酔を使った無痛分娩には対応していない。 そのため耐えられないほどの陣痛があって麻酔を受けたいと感じても対応してもらえないというデメリットがある。 アメリカでは産婦人科や病院での出産が一般的である中、自然分娩を志す産婦のために、後から「助産院」が設立された。 これに対して日本では助産院での出産が一般的であったので、アメリカとは逆になる。 分娩をする施設を選択することは、産婦が最初に行なう大切な決断である。 日本ではまだ、アメリカに比べ無痛分娩が十分に普及していないので、無痛分娩を希望する産婦は、対応している産婦人科や病院を探すのに少し苦労が必要になるかもしれない。